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資格試験のために勉強するということ

当社では、資格試験に合格した社員に報奨金がでる制度があり、資格試験を受験することを推奨しています。

私も入社してから情報セキュリティマネジメント試験と基本情報技術者試験に合格しました。社会人になってから、なかなか味わえない受験生としての緊張感は新鮮で身が引き締まる思いでした。合格することで、さらに自分を磨いていこうという気持ちになります。報奨金も大きなモチベーションです。(会社に感謝です)

IT業界で仕事をする場合、新しい技術を学び続けていくということは重要です。そのために、基本を学ぶことは更に重要なのではないかと思います。特に基本情報技術者試験の内容は、その名の通りITやコンピューター・サイエンスの基礎となる知識が多く含まれているので、挑戦してもらいたいです。

私は北米の大学でコンピューター・サイエンスを学びました。そこで学んだ内容を、この基本情報技術者試験はよくカバーしていると思います。大学で学んだのは随分昔のことなので、正確には覚えていませんが、私が受講したコース名は以下のようなものでした。

  • Introduction to Computer Science
  • Data Structure
  • Operating Systems
  • Computer Architecture
  • Assembly Language
  • Database
  • Software Engineering
  • Theory of Computation
  • Artificial Intelligence

単位数の都合でObject Oriented Programmingの授業は正式には受講できませんでしたが、ちょっとだけ見学させてもらった記憶があります。なにはともあれ、概ね上記のような授業を受けて、学士を取得しました。

Introduction to Computer ScienceとData Structureのコースは1年生のときに受講したコースで、主に基礎理論、アルゴリズムとプログラミングがカバーされています。

2年生のときには、Operating System、Assembly Language、Computer Architectureなどのコースでコンピュータの構成要素について学びました。基本情報技術者試験ではAssembly Languageについては詳しく問われることはなかったと思いますが、OSやコンピュータの構成要素に関する内容は結構カバーされています。

次に、Database, Software Engineering, Theory of Computation, Artificial Intelligenceというような少し難易度が高い授業を受けていきました。データベースやソフトウェア開発に関する内容は、基本情報技術者試験でも重要な項目だと思います。

というように、基本情報技術者試験はアメリカの大学のコンピューター・サイエンス学部でも教えられていることが満載の試験なのです。

基本情報技術者試験では、上記の他に経営・法務・マネジメント関連の問題やネットワーク技術に関する問題も出題されますが、私は大学ではそういった内容をカバーするコースはあまり受講できませんでした。なので、この試験に向けて勉強することで、そのへんの知識にも触れる機会が得られたことは私にとってメリットとなりました。自分の苦手分野を特定することにも役立つと思います。

また、資格試験に合格したという証明があることで、お互いの知識レベルがある程度把握できます。同僚と円滑なコミュニケーションを取るための共通言語を手に入れることにもなります。

とはいえ、試験に合格するためには相当な努力が必要になると思います。基本情報技術者試験は、「基本」とされていますが、合格率約25パーセントという結構難しい試験です。合否よりも学習すること自体を楽しみながら、仕事も頑張っていく、というスタンスが良いのではないでしょうか。その先に、明るい未来が待っているのだと信じ、より高度な試験にも今後挑戦していきたいと考えています。

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