Webサイトのクロスブラウザ対応2008/02/13

山田恭子
Web制作部 主任
Internet Explorer 7、自動更新インストールを開始
2008年2月13日より、Microsoft社のInternet Explorer 7(以下IE7)の自動更新インストールが始まりました。
今までは、IE7をインストールするためにはMicrosoft社のサイトからダウンロードをする必要がありましたが、今後は自動更新機能を利用して自動的にダウンロードが行われることになります。
ただしインストールまでは自動的に行われるわけではなく、インストールするかどうかを尋ねるダイアログが表示されますので、「知らない間にIEが7に変わっていた!」ということが起きる心配はないようです。また、インストール後にIE6に戻したい場合も、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から行うことが可能です。
IE7は2006年11月に公開されましたが、ここ一年間の当ウェブサイト訪問者中のIE7利用者は、IE利用者全体の17%程度でした。今後IE7利用者の増加スピードがどの程度になるのか、興味深いところです。
今回の自動更新インストールによってIE7の割合が大幅に増加することが予測されますが、IE7はWindowsXP SP2以降でしか使用できないことなどもあり、IE6も依然としてかなりの割合をキープするのでは、と私は見ています。
クロスブラウザ対応の判断
Webサイトは全てのブラウザで等しく利用できるのが理想的です。新しいブラウザが開発されたりヴァージョンアップした場合は、それに合わせた制作やチェックを行う必要があります。新しいブラウザが公開された際、すべてのユーザがすぐに新しいものに乗り換えるのであればシンプルなのですが、実際にはそんなことはなく、「従来のブラウザのユーザ+新しいブラウザのユーザ」というように、サポートするべき範囲が広がってしまいます。
ただし、実際には時間や予算の制約の中で制作を行うため、どこかで割り切って線を引く必要があります。
それでは、その「線」はどこで引いたらよいのか、というとなかなか難しい問題で、ケースによって異なってきます。
たとえば公共性が高いWebサイトの場合、より多くのユーザに情報を提供する必要があります。エンターテイメント性が高いWebサイトの場合は、ユーザの環境を限定してでも、より高機能なコンテンツを提供する方が重要な場合もあります。
今後のクロスブラウザ対応
90年代にはいわゆる「第一次ブラウザ戦争」と呼ばれるシェア争いがあり、各ブラウザは独自仕様を数多く搭載してきました。現在では技術の標準化が進み、ブラウザの開発もWeb標準に基づいて行われるようになりました。
Webサイト制作者とブラウザ開発者が共通の仕様を使用することにより、クロスブラウザ問題は対応が楽になりつつあります。今後もこの動きが加速して、「クロスブラウザ対応」を特に意識する必要がなくなることを願っております。
