Webサイトの可能性 ~第3回 『Web標準』準拠の潮流~2007/12/05

山田恭子
Web制作部 主任
第2回では、Webサイトの現状の問題点と、共通規格の必要性についてお話をしました。
今回は最終回として、すでに始まっているWebの世界での
共通規格準拠の動きについて考えていきたいと思います。
『Web標準』という共通規格
Webの世界での共通規格にあたるものとして、『Web標準』というものが注目されてきています。
『Web標準』とはW3C(World Wide Web Consortium)という
国際的な団体が提唱している国際標準です。
『Web標準』では、WebサイトやWeb上のサービスのルールが定められています。
Webサイト制作者(コンテンツ提供者)が『Web標準』に則ったWebサイトを制作し、ブラウザが『Web標準』に則った解釈でWebサイトを表示し、ハードウェアが『Web標準』に則ったブラウザを採用する・・・といったように、それぞれが『Web標準』を基準におくことにより、単一のWebサイトをどの環境からも等しく利用できるようになります。もちろん、技術的な問題や企業の事情など、完全な実現にはまだまだ問題が数多くありますが、すでにこの流れは始まっており、各社が積極的な対応を始めています。
『Web標準』準拠のWebサイト
このように、Webサイトを『Web標準』に準拠させる動きが始まっていますが、『Web標準』に準拠していないWebサイトが依然として多いのも現実です。
『Web標準』準拠のWebサイトの制作を行うには、従来の制作方法と考え方を変えなければなりません。また、ブラウザなどの『Web標準』準拠の足並みが揃っていないために、制作の難易度が
上がっていることも否定できません。
これらの理由で『Web標準』準拠を敬遠するコンテンツ提供者もいます。
しかし、『Web標準』準拠のWebサイトが増えることこそが、業界全体の『Web標準』準拠の流れを加速し、理想に近づけるための要素のひとつなのではないでしょうか。多くのWebサイトが『Web標準』に準拠していれば、それを表示されるブラウザ、表示を実現するハードウェアも無視ができないはずです。そして将来、『Web標準』に準拠したWebサイトこそ、Webの利点を最大に生かせることとなるでしょう。
この相乗効果が、Webの世界全体の価値を高めていくと信じています。
最後に
私どもはWebサイトを制作するにあたって、お客様の求める効果を最大限発揮できるよう努力を重ねております。
同時に、日々の仕事を通して業界全体にも益することができるよう、責任感と誇りをもって仕事に
あたっています。
ひとつずつ、ひとつずつ『Web標準』準拠のWebサイトを増やしていくことが、草の根的ではありますが、私どもなりのWebの世界への貢献でもあると考えています。
